不眠やイライラ、ストレスなど
神経や精神症状にも
漢方薬の処方が有効です。

即効性はありませんが
大きな副作用も無く
安心して使うことができます。

漢方薬はすべて自然のものを
使って作られています。

これを生薬(しょうやく)といいます。

漢方薬の治療の考え方では
その患者さんの状態に合わせて
心と身体のバランスを整えます。

そして体質の改善を目指しながら
病気を治していく、というものです。

西洋医学のお薬とは違った効き方ですね。

漢方薬のひとつに抑肝散(よくかんさん)
というものがあります。

柴胡(さいこ)釣藤鈎(ちょうこうとう)
蒼朮(そうじゅつ)茯苓(ぶくりょう)
当帰(とうき)川きゅう、甘草(かんぞう)

以上の7種の生薬から成ります。

神経の興奮をしずめて
イライラや不眠などの
精神症状を改善する効果があります。

抑肝散の「肝」は文字通り肝臓を現します。

ですが肝臓に直接はたらきかける
わけではありません。

漢方薬の考え方では「肝」は
神経や感情をコントロールする
はたらきもある、と考えられています。

「肝を冷やす」なんて言いますね。

今回は抑肝散について
くわしく知っていきましょう☆

いくらくらいでどこで買えるの?

抑肝散は全国のドラッグストアや
薬局、通販やネットショップ
などで買うことができます。

同じ病気でも個々の症状によって
違った処方がされる場合があります。

医療機関を受診しての処方や
漢方専門の薬局での購入がおススメです。

価格は、2週間分で
だいたい2000~4000円
ほどです。

粉末と錠剤のものがあります。

どちらも価格に大きな差は
ありません。

保険の適応が利くので費用を
抑えたいなら医療機関で
処方してもらったほうがいいです。

副作用はあるの?

漢方薬は天然の成分を
使っているので
重い副作用はめったに起こりません。

しかし、まれに起こる場合もあります。

ごくわずかな例ですが
重いものとしては
間質性肺炎や肝障害

偽アルドステロン症が報告されています。

間質性肺炎は咳や息切れ
発熱など

肝障害はだるさや吐き気、発熱
発疹、黄だんや食欲不振
尿が茶褐色になる

偽アルドステロン症はだるさや
血圧の上昇、むくみなど

以上が初期症状です。

これらの症状が現れたら
すぐに服用を止めて
医療機関を受診しましょう。

そのほか軽い副作用もあります。

胃の痛みやむかつき
食欲不振や吐き気、下痢
などの消化器症状

発疹や発赤、かゆみなどの
皮ふ症状などがあります。

いずれも、服用中に
体調が悪くなったと感じたら
服用を止めましょう。

症状が心配な場合は病院にいきましょう。

妊娠中の服用はOKです。

ですが、妊娠中は薬の服用は
漢方薬も含めて、しない方が良いです。

かならず、かかりつけの産婦人科の
処方を受けるか、相談してから
服用するようにしましょう。

どうやって飲むのがおススメ?

錠剤の場合は水と一緒に
経口服用します。

粉末状のものは1日7,5gを1日
2~3回に分けて食前か食間に
服用します。

お湯に溶いて飲むのがおススメです。

抑肝散加陳皮半夏との違いは?

名前が似ている漢方薬に
抑肝散加陳皮半夏
(よくかんさんかちんぴはんげ)

という漢方薬があります。

こちらは上記の7つの生薬に
陳皮(ちんぴ)と半夏(はんげ)
という生薬がプラスされたものです。

体力の低下や筋肉の緊張やこわばり

食欲の減退や吐き気や
おう吐がある場合に
処方されます。

体力の低下が見られる場合に
処方されるので、抑肝散よりも
効き目がさらにやさしいものです

抑肝散は以上の効能のほかに
脳の神経細胞が死ぬのを抑えたり

脳の血流や循環を改善します。

うつや不眠以外にも
認知症によって起こる幻覚や感情の
起伏などの周辺症状にも効果的です。

体にやさしい漢方薬で
気持ちをスッキリさせてみませんか?